身体が乾燥しているときは何が足りない?

何か身体の中が乾燥しているな~
と感じるときはありませんか?
そういう時身体はどうなっているのでしょう。

身体の中が乾燥していると感じるとき、
身体は水分不足の状態です。
中医学では
「津液不足~しんえきぶそく~」
とよんでいます。

津液とは?
血液以外全ての体液のことをいい
私達の生命を支えている水分の総称です。

成人では約70%を占めている身体になくてはならないものです。
「のどや鼻の乾き」
「口が渇く感じ」
こういう感じがするとき、
水を飲めば改善するでしょ?
と思う方も多いはず。

確かに水分を摂取していなくて身体が乾燥している時
適度な水分を摂ったら解消します。
でも水分の摂取量が足りないだけではないのです。
なぜなら
「髪や肌のかさつき」
「目がかわく」
「便秘」
「夕方や夜に微熱が上がる」
「寝汗が出る」
といった症状もあるからです。

通常体調の良いとき、夕方~夜にかけて体温は上がりますが
微熱程までいくでしょうか。
ましてや水分を沢山摂れば寝汗はかかないのでしょうか。

実はこういう症状が出るとき
「過労」
「疲れ」
が原因のことも多いのです。

そして年齢が上がると津液は少なくなる傾向があるので、
年齢が上がると起きやすい症状なのです。

なので
水分が足りない=水を大量に摂取する
だけではありません。

暑い症状が出ていても
脚が冷える
お腹が冷たい
といった症状が出ていることもあるのです。

なので一概に水分を沢山摂ることはしないようにしましょう。
身体が欲していない水分を過剰に摂取してしまえば
お腹を壊したり
むくみとして出たり
消化器への負担も大きくなります。

原因は何か、しっかり突き止め身体を労っていきましょう。

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